小学四年の時の担任が
とても面白い先生で
運動会で足の遅い子を
上位にさせようってね、
障害物競争をやった。
足の速い子には
段ボール箱のなかに仕掛けてある
ながーーーい紐を引っ張らせて
逆に足の遅い子には
短い紐を引っ張らせるってゆー
(なんで今日そんなこと思い出したんだろ、
暑かったからかな)
そんでわたしは足が遅かったから
短い紐を引っ張って
タタタっとゴールまで走ったわけだけど
寸前のところで並んでた奴に抜かれたの。
抜かれたというか、譲ってしまったのさ。
あんとき何位だったのかな?
6人中4位ぐらいだった気がする。
運動会が終わって帰るときに
担任に言われたの、いまでも覚えてる
「強くなれ」ってね。
本当の強さ、優しさを
はき違えないように。
いまだからこそ
意味がわかる。